「一日葬」とは、お通夜を省略するお葬式です。
本来は通夜・葬儀二日日間をかけて行うことで、故人を忍ぶ時間を作るのですが、家族の意向や状況により、お通夜を省略するお葬式の「一日葬」が都市部で増える傾向がありましたが、コロナ禍によりさらに増えているようです。
■メリット
ご遺族の会葬者への対応が一日だけになり、負担が軽減されます。遠方からの会葬者の日帰りが可能になります。
■注意点
一般の方は葬儀より通夜の方が仕事帰りなどに参列をしやすいため、日中のみしか行われない一日葬ではお参りができない方もいらっしゃいますので、参列者がある程度多いことが予想される場合、仕事の関係で葬儀には参列できない親戚がいる場合は、お通夜・葬儀の2日間掛けてお葬式を行う方が良いでしょう。
一日葬は通夜を省略するのですが、葬儀の費用は二日かけておこなう葬儀と大きく変わることはありません。なぜかというと、儀式として行う内容は一日になっても変わったり減ることはないからです。また、お通夜がなくても、葬儀の前日から祭壇の設営やご納棺の儀式などは必要になり、一日葬であっても二日分の式場利用費用が必要な会場もあります。