葬儀・供養・終活雑誌「葬祭流儀」のスタッフが、牛込エリアのお店、寺院などをご紹介する【牛込探訪記】。今回はお茶の名店「神楽坂銘茶 楽山」を訪ねました。
飯田橋駅から神楽坂をのぼると、この街の象徴ともいえそうな「毘沙門天善國寺」があります。その向かいにあるガラス張りの洗練された印象のビルが「神楽坂銘茶 楽山」の本店です。
2代目店主の齋藤 昭人さんにお話を伺いました。
全国のファンに愛されるお茶の名店
老舗の雰囲気が漂う楽山ですが、実は店主のお父様が昭和30年代に牛込北町で創業し、神楽坂に店を構えたのは昭和42年だそうです。
「父の実家が静岡県掛川市で製茶問屋をしていまして、父が東京に出てきて実家の茶葉を売りはじめました。今も扱っているお茶のほとんどが掛川市の製茶問屋のものです。楽山の屋号は昭和54年から使っていますが、独特の書体はお客様にも愛着を持っていただいているかなと思っています」と齋藤さん。
楽山のロゴは篆刻作家の河野斗南先生に相談して作っていただいたそうで、一度目にすると忘れがたい印象があり、商品にこだわり抜いた専門店の品格のようなものを感じます。
楽山さんでは深蒸し煎茶をはじめ、さまざまなお茶を揃えていますが、一番人気は100g1620円(税込)の深蒸し煎茶「竹印」だそうです。全国に大勢のファンがいて、お店のホームページにあるネットショップでご購入いただいているそうです。
日々の生活にとけこむお茶
楽山さんの本店の外観は近代的ですが、店内は木や土壁の良さを感じさせる数寄屋造りです。
「お茶というのはお寛ぎの時間とか、情緒的な部分があり、皆さん大切にされている飲み物ですから、そうした空間でお買い物を楽しんでいただけたらと思い数寄屋造りにしました」と齋藤さん。お茶に対しての思いなどをお聞きすると
「皆さんの日々の生活にとけこむお茶であればと思いますし、人と人との温かい交流の中に、できたらお茶を置いてくださいという願いがあります」と話してくださいました。
煎茶「竹印」100g1,620円(税込) 煎茶「楽山」100g1,080円(税込)
神楽坂銘茶 楽山
東京都新宿区神楽坂4-3
03-3260-3401
https://rakuzan.co.jp